伊丹市保育所事情

伊丹市の保育園事情について、保活経験をもとにまとめました。

保育所利用調整にAI導入!

AIってなに??

 AIは、artificial intelligenceの略で、人工知能を表します。
 普通のシステムは、人間が全てプログラムを組み、その通りに動作します。AIは、大量のデータを分析し、自分で考えて動作します。

 

 例えば、こんな感じです。

 あるスーパーでは毎週水曜日に牛乳の特売をしている。Aさんは特売商品を買うために最新技術を駆使して以下の仕組みを作りました。

<通常システムの例>
 スーパーに通いつめているAさんは、牛乳が水曜に安いことを知っています。そこで、水曜日の朝に牛乳の特売日であることをAさんにメールで知らせる仕組みを作りました。システムは、指示された通り、水曜の朝はAさんにメールを送ります。

<AIの例>
 スーパーに通いつめているAさんは、買った商品の値段をノートに日々つけています。その情報をAIに読み込ませ、特売日の朝にAさんにメールで知らせる仕組みを作りました。AIは値段の情報を分析し、水曜が牛乳の特売日であることを理解します。そして水曜の朝はAさんにメールを送ります。

 

 保育所の利用調整で言うと、AIは過去の利用調整データを大量に分析し、自分で考えて2020年度4月以降の利用調整を行うということなのでしょうか。なんかすごいですね。

伊丹市の保育利用調整にAIが導入されると・・・

 いままで、保育所の利用調整には200時間もかかっていました。1日8時間働くとすると、25日分。一人でやると1カ月以上かかる計算になります。それがAIに任せると数時間で終わるそうです。ですので、AIが本格稼働すると、利用調整の結果をお知らせする期間は2週間程度早まるようですよ。

 2020年4月入所の利用調整は、AIでほんとに大丈夫か?という検証をするために、従来通り人手での調整も並行するそうです。本格稼働は翌年2021年4月の利用調整からとのことです。

 

いいね!

 AI導入には大賛成です。200時間が数時間になれば職員の方は本当に人間じゃないとできない仕事に回ることができますよね。計算に時間をかけるのではなく、より良い市になるような取り組みに時間をかけようという、伊丹市の意思を感じました!

 ついでに言うと、利用者からの申し込みも電子化できたらいいのになぁと思います。今は紙で出していますので、きっと職員さんがパソコンに手で入力していらっしゃるのでしょう。1000人ぐらいの申し込みがあるので、一人20分だとしたら20,000分、約333時間です。ひょっとしたら利用調整よりかかってるかも・・・。