伊丹市保育所事情

伊丹市の保育園事情について、保活経験をもとにまとめました。

新しい保育の受け皿?幼稚園の預かり保育について

 おはようございます!!
今年も1カ月が過ぎ、早くも2月になりました。保育所関連の作業が例年通りだとすると、もう内定通知が来ている方もいらっしゃるかと思います。内定までの流れは以前こちらにまとめておりますので、どうぞ参考になさってください。みなさんの希望が叶うことを心から願っております。

www.itamikamo.work

幼稚園の預かり保育ってご存じですか?

 今日は、保育の新しい受け皿になるかもしれない!と思い、幼稚園の預かり保育について紹介させていただきます。皆さんは幼稚園の預かり保育をご存じですか?私はお恥ずかしながら存在すら知りませんでした・・・。

 幼稚園の預かり保育とは、幼稚園の通常時間が終わった後も幼稚園で子どもを預かってくれる制度のことです。幼稚園は通常お昼頃に帰宅することになっているのですが、預かり保育を利用すると、16時半まで預かってくれます。

伊丹市ではどうなっているの?

 伊丹市では、令和元年に伊丹幼稚園とおぎの幼稚園で預かり保育を先行実施しました。そして令和2年4月からは市内の公立幼稚園全園で預かり保育が実施されることになります。預かり保育のポイントは以下の通りです。

  • 幼稚園在園児が対象
  • 有償
  • 8時40分~16時半まで
  • 幼稚園の夏休み・冬休み期間も預かり可能
  • 幼稚園なので3才から

 詳細はこちらをご参照ください。

www.city.itami.lg.jp

新しい保育の受け皿になれる?

 フルタイム勤務の方はちょっと利用が難しいかもしれませんが、お昼過ぎまでのパートタイムの方や、これからパートを始めようかと思われている方には良い制度なのではないでしょうか。幼稚園の定員はまだ空きもあるようですので、近くに幼稚園がある!という方は、こちらも検討に入れられてはいかがでしょうか??

幼稚園の申し込み状況表はこちらです。

http://www.city.itami.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/45/20200108(sasikae).pdf

全国の保育所一覧ができるらしい

 

おはようございます。
今年はかなり温かいと思っていたのですが、最近ようやく寒くなってきましたね!インフルエンザもはやってきているようですので、お互い気を付けて冬を乗り切りましょう!

今日は、厚労省の取り組みのお話です。

全国の保育所一覧サイトができるらしい

 日経新聞によると、厚労省・内閣府は、全国の保育所一覧サイトを2020年の早い時期に公開するそうです。一覧には認可・認可外両方とも掲載されるそうです。目的は以下の通りです。

保育所の利用希望者が増えていることに対応する。

希望者が近所の預け先や連絡先といった情報を集めやすくする。

情報面でも仕事と子育てを両立しやすい環境をつくる。

引っ越す方や、掲載内容によっては有益かな??

 利用者側のメリットはあんまり感じられないなぁ・・・と正直思いました。保育所に入れないと困っているのはよく聞きますが、保育所が探せないというのはあまり聞いたことがないからです。保育所の情報は自治体からもらえますしね。

 ただ、引っ越し予定の方が、引っ越し先の保育所を探したりする場合は便利かもしれません。あとは、掲載内容ですね。保育所名・住所・連絡先だけでなく、見学に行ったら必ず聞くようなことも掲載されていれば助かるなぁと思います。例えば・・・

  • おむつは紙か布か
  • ふとんは持っていく必要があるのか、レンタル可能か
  • 費用は(認可外の場合)
  • 他にかかる費用は(認可の場合)
  • 園庭はあるのか
  • 縦割り保育か
  • 保育士1人あたりの児童数  など

これ、伊丹市だけででもやっていただけないでしょうか。データベース化してWebで公開すれば、保育士さんの手間もかなり減ると思います。あと、保護者も見学では保育内容とか深いことを聞けるので助かるんじゃないかなぁと思います。あ、聞き忘れちゃった!とかもないですし。

市議会議員さん、もし見られていたらこの案使ってくださいませんか??
こんな目立たないサイト見てないか・・・(笑)

「他に利用可能な保育施設があるのに特定の保育施設を希望・・・」の、「利用可能な保育施設」って?

タイトルが長くなってしまいましたが・・・!

認可保育所に入れなかった場合でも、他に利用可能な保育施設の情報提供が不要、もしくは情報提供を行ったが特定保育施設を希望する場合は、国の待機児童の定義からは外れてしまい、「保留児童」となってしまいます。
この「利用可能な保育施設」について、市議会で話題になっていましたので書いてみたいと思います。

国の待機児童の定義とは?

 厚生労働省の定義を簡単にまとめると、以下のようになります。

 待機児童とは、認可保育施設の利用申請が出されているが、利用できていない児童のこと。ただし以下を除く。

  1. 保護者が求職活動を休止している場合
  2. 幼稚園の預かり保育、企業主導型保育施設等に預けている場合
  3. 他に利用可能な保育施設の情報提供が不要、もしくは情報提供を行ったが特定保育施設を希望する場合
  4. 産休・育休明けの利用希望として事前に利用申込が出ているような、利用
    予約の場合
  5. 保護者が育児休業中の場合

 今回は待機児童から除外される条件になっている、3の「利用可能な施設」をテーマにしています。

国の「利用可能な施設」の定義は?

  1. 開所時間が保護者の需要に応えている。 
  2. 立地条件が登園するのに無理がない。 (例えば、通常の交通手段によ
    り、 自宅から20~30分未満で登園が可能など)
  3. 幼稚園の預かり保育や企業主導型保育施設等

え!?自宅から20~30分というと、かなり遠くまで行けてしまいそうな・・。

伊丹市では

 伊丹市の待機児童の定義は国とほぼ同じですが、「利用可能な施設」については、自宅から1kmの範囲としているとのことです。自宅から20~30分とすると、伊丹市全域が含まれてしまうそうで、独自の定義にしているそうです。

 伊丹市内の主な施設間の距離はこんな感じです。

  • 阪急伊丹ーJR伊丹:800m
  • 阪急伊丹ー阪急新伊丹:1km
  • 阪急伊丹ー伊丹市役所:1.6km

 1kmというと、だいたい一駅分ぐらいの距離になりますが、通勤と逆の方向に保育所があるとちょっと厳しいですよね。かといってこのあたりの細かい条件を含めるのはさすがに難しいでしょう。「利用可能な施設」の定義はなかなか一筋縄ではいかないなぁと思いました。

保育所利用調整・点数について その3

あけましておめでとうございます。
みなさんお正月はゆっくりと過ごされていますでしょうか。
今年もitamikamoのブログでは、みなさんに有意義な情報をお届けすべく、書き続けてまいります。あと、もうちょっと更新頻度をあげたいと思います・・・!

どうぞみなさんにとって、素敵な一年となりますように。

点数公開について、伊丹市より

 先日の市議会で点数公開について話題があがっていましたので、内容を報告したいと思います。うーーん、保育所の申し込みが終わってしまう12月ではなく、9月の市議会でなんとか話題にあげてほしかったなぁ。9月時点では議員さんも知りえない情報だったということなのでしょうか??

 過去のブログでも点数については書いていますが、ほぼ想定通りだったかなと思います。点数公開とともに、点数稼ぎをしづらくする方針になったようです。

 過去のブログはこちらです。

www.itamikamo.work

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どうして公開したの?

 今まで「どうして伊丹市は点数が非公開なのか?」「本当に公正に利用調整をしているのか?」という問い合わせが非常に多かったそうです。うんうん、そう思いますよね。で、今回はこの声にこたえてのことだそうです。

変わったところは?

 大きく変わった点は、待機ポイントがなくなることだそうです。

【いままで】

  待機・保留児童となっている月数分ポイントが加点される。
  ※以降、「待機ポイント」といいます

【2020年4月から】

  4月1日に待機・保留児童となった場合は5ポイント加点される。
  ただし翌月以降は加点されない。

【経過措置】

  待機ポイントは、2020年4月まで有効。
  2020年4月以降は無効となる。

いいね!

 点数を公開することで調整の透明性を、待機ポイントを無くすことで調整の公平性が担保されたのではないでしょうか。認可保育所の性質上、各家庭のそのままの状況を申請して、保育所を利用できるかを判定するのが自然かと思います。待機・保留児童がいる状況なので、点数稼ぎをしたくなるのはよくわかるのですが、それはみんな同じ状況ですし・・・。

 個人的にはとても良い施策かと思います!ただ、待機・保留児童の解消は別問題として引き続きがんばっていただきたいなと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします!!

現在の待機・保留児童数(12月時点)

待機児童数・保留児童数と新規申込者数は?

 保育所入所申請も終わりましたね。本日も伊丹市議会で議論された内容をご紹介しようと思います。まずは最新の待機・保留児童数からです。

 12月1日の時点で、560名の待機・保留児童がいます。この数字は、昨年度同時期よりも86名多くなっています。10月9日時点での保育所新規申込者数は1000名を超えており、この数字は昨年度と同等とのことです。

4月の見通しは?

 4月から新規に開設される保育所、子ども園を合わせて、259名の定員増を見込めます。新規申込者数は昨年同等、待機・保留児童の増加が86名であれば、4月は全員入所も期待できるかも・・・と議員さんは発言されましたが、市役所側の答えは、「年齢や地域の偏在があるので何とも・・・」ということでした。

 前回のブログでご紹介しましたが、9月時点では1歳児の入所希望が待機・保留児童全体の約1/4を占めており、また地域で言うと、Aブロック(伊丹小・南小・有岡小・鈴原小)の入所希望が全体の半数を占めていました。1歳児かつAブロックでの入所を希望される方は、厳しい状況になりそうです。

市議会について

 このブログを書き始めてから、市議会の映像をよく見るようになりました。議員さんが質問をし、それに対して市役所の方が答える形式で進んでいきます。私が見ている保育関連の質問に対しては、子ども未来部の部長さんが答えられているのですが、もう何回もお顔を拝見しているので、なんとなく親近感が・・・(笑)

 今回のブログは、高塚ばんこ議員の質問から抜粋させていただきました。待機児童数以外にも興味深い質問をされていましたので、後日ご紹介いたします。

現在の待機・保留児童数(9月時点)

待機児童数・保留児童数は今どんな感じ?

 保育所の申し込み締め切りが迫る中、なかなか更新ができなくて申し訳ありません。伊丹市議会の議事内容から、待機児童数と保留児童数の情報後得られましたので、お伝えいたします。

 9月1日時点の待機児童、保留児童数は392名となっており、内訳は以下の通りです。
(↓の人数を足すと393名になりますが、市議会では392名とおっしゃられていましたので、そのまま392名としています)

  • 0歳児:156名
  • 1歳児:116名
  • 2歳児:66名
  • 3歳児:44名
  • 4歳児:9名
  • 5歳児:2名

 待機・保育児童数は、昨年度同時期より119名の増加(約1.4倍)しているとのことです。さらに、市内の小学校区を6グループに分けたうちのAブロック(伊丹小・南小・有岡小・鈴原小)の待機・保留児童が全体のうち208名を占めるとのことです。

今後の見通しは?

 今年度も公立保育園の新設、民間保育園の増設や誘致をし、令和2年4月には259名の定員増を見込んでいます。(新しくできる保育所の情報は以下をご覧ください。)

www.itamikamo.work

 

 伊丹市は、この受け皿の増加により、令和2年4月も待機児童0を目指す方針です。ただ、昨年度と今年度の数字を単純に比較すると、昨年度よりも厳しい状況になるのではないかな?というのが私個人的な感想です。

 2018年9月1日時点の待機・保留児童数:274名
 2019年4月に、昨年度より増えた定員数:214名
 2019年4月1日時点の保留児童数:93名

 2019年9月1日時点の待機・保留児童数:393名
 2020年4月に、昨年度より増える予定の定員数:259名
 2020年4月1日時点の保留児童数予測:???

新規申込者も増えている

 今年10月から、保育所無償化の政策も始まりました。その影響で、平成31年4月以降、保育所の新規申込者が増加しているそうです。どれぐらい増加したかと言うと、平成27年以降、毎年の新規申込者数は前年に比べて80名程度の割合で増加してきましたが、平成31年4月は、前年度比218名増加だったそうです。

 令和2年4月の保育所入所も厳しい状況になることが予想されます。念のため認可外の保育所を確保しておく等、早めの対応をおすすめいたします。保育所の結果がわかる頃には、認可外への申し込みも厳しくなったりしますので。。。ぜひともよろしくお願いいたします。

新しくできる保育所

4月から、伊丹市に新しく保育所ができます。

 やはり伊丹市は子どもの人数が増えているのでしょうね。4月から新しく保育所が開園します。保留児童の解消につながるといいなぁと思います。

 開園するのは以下の通りです。

  • 御願塚つぼみ保育園(私立)
  • 梅ノ木くじら保育園(私立)
  • 宮ノ前ほたるベビー保育園(私立)
  • さくらだいこども園(公立)
  • わかばこども園(公立)

もっとくわしく!

 Webサイトなど、わかる範囲で情報をお伝えします。新設の園の見学は難しいのですが、系列の園の見学やお話を聞くことはできると思いますので、ぜひ連絡してみてください!

 

【御願塚つぼみ保育園】
 しっかりしたWebサイトが作られていました。こちらの運営母体は「社会福祉法人 すみれ保育園」です。調べてみると、すみれ保育園は和歌山市の保育園なのですね。理事長と何か縁があるのかしら・・・

 すみれ保育園のWebサイトも紹介しておきます。こちらの方が子どもの様子がわかりやすいかなと思います。

tsubomihoikuen.jp

sumirehoikuen.or.jp

 

【梅の木くじら保育園】
 少しですが、情報がありました。QA等が掲載されていますので参考になさってください。残念ながら説明会の開催予定はないそうです。ただ、系列のくじら保育園が伊丹市内にありますので、そちらを見学すれば大体の雰囲気は感じられるかと思います。

kujira-swc.jp

kujira-swc.jp

 

【宮ノ前ほたるベビー保育園】
 宮の前ほたるベビー保育園は、宮の前ほたる保育園の分園として開園します。宮の前ほたるベビー保育園に3カ月~2才児、宮の前保育園に3歳児~5歳児が通うことになります。ベビー保育園自体のWebサイトはありませんので、ほたる保育園のWebサイトをご紹介します。

miyanomaehotaru.mystrikingly.com

 

 【さくらだい子ども園】

 伊丹市のホームページより持ってきました。

http://www.city.itami.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/123/annnai%20sakura%20.pdf

 

 【わかば子ども園】

 こちらも伊丹市のホームページから。

http://www.city.itami.lg.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/123/annnai%20wakaba.pdf